明日は二十四節気の「処暑」。暦の上では暑さが収まる頃ですが、暦とは裏腹に、関東から西では猛暑日の所も。東京は金曜日が暑さのピークで、8月下旬としては4年ぶりに猛暑日の予想。

西日本:残暑が収まらない

明日23日は二十四節気の「処暑」で、暦の上では暑さは峠を超えて、収まる頃です。ただ、実際は、暦通りにはいきません。週末にかけては、西日本では残暑が続くでしょう。最高気温をみてみますと…福岡は24日まで35度、高松は25日にかけて連日35度の予想です。西日本では、九州や四国を中心に、この8月の平均気温は平年より高めになっています。暑さが続くと、疲れが溜まりがちです。また、「外の猛烈な暑さ」と「室内の冷房」との気温差で、体に思わぬ負担がかかりそうです。栄養バランスの良い食事を心掛けたりするなど、体調管理にご注意下さい。

東日本:関東でも「猛暑日」復活

一方、東日本では、関東を中心に、今年の8月は、いつもの年より暑さは控えめでしたが、このまま涼しい秋になるわけではありません。関東では「処暑」なのに季節が逆戻りして、猛烈な暑さとなるでしょう。予想最高気温は、谷は25日にかけて35度以上、23日と25日は36度と、体温並みの暑さが予想されています。熊谷といえば、もともと暑さで有名な所ですが、今年は猛暑日になったのは、7月に9日あったものの、8月はまだ1日だけ。でも、23日からは連日猛暑日になりそうです。
そして、暑さが戻るのは、熊谷だけではありません。東京もまた暑くなり、25日が暑さのピークです。25日の最高気温は35度で、東京で8月下旬に猛暑日になれば、2013年8月30日の36度8分、31日の35度3分以来、4年ぶりのことです。(この年は、9月1日も35度7分まで最高気温が上がり、猛暑日になりました。)

残暑のポイントは? いつまで続く?

西日本、東日本とも、今回は「8月下旬なのに」猛烈な暑さが「続く」ことがポイント。猛烈な暑さも、1日だけなら我慢できるかもしれませんが、この時期に3日も続くとなると、体にこたえそうです。特に、関東では今年の8月は猛烈な暑さは少なかっただけに、暑さがぶり返すと、体が暑さについていけなくなりそうです。
この残暑は、土曜日頃になると、収まる所が多いでしょう。8月もあと1週間あまりですが、夏の終わりに夏バテしないよう、十分ご注意下さい。