天候不順となっている関東地方は明日も雨で、所々で雨脚が強まるでしょう。8月前半は毎日、雨を観測しましたが、後半もしばらく夏らしい天気はなく、雨の降りやすい天気が続きそうです。

◆8月に入ってから毎日雨

関東地方は今日(15日)も雨が降り、8月に入って、15日間連続で、降水を観測しています。例年であれば、ジリジリと強い日差しが照りつけ、連日のように真夏日になる時期ですが、まるで長雨の季節のような天気が続いています。8月にここまで雨が続くのは1977年以来、40年ぶりのこと。1977年は22日間連続で雨が降りましたが、今年もまだ雨の降る日が続きそうです。

◆ザーザー降りや土砂降りも

関東地方は今夜にかけても雨が降ったりやんだりで、今夜9時頃にかけて非常に激しい雨の降る所があるでしょう。河川の増水や低い土地の浸水に警戒が必要です。アンダーパスなど低い道路が冠水する可能性もありますので、ご注意下さい。
明日(16日)も関東地方は同じような天気が続くでしょう。雨が降ったりやんだりで、ザッと雨脚の強まる所もありそうです。活発な雨雲がいつ近づくかを把握するにはtenki.jpの「豪雨レーダー」や「雨雲の動き(予報)」が役立ちます。是非活用してみて下さい。明日(16日)も日中の気温の上がり方は緩やかで、最高気温は27度前後の所が多く、厳しい暑さはないでしょう。

◆日曜日まで曇雨天

この先もしばらく太平洋高気圧の勢力は弱いでしょう。北からはオホーツク海高気圧が張り出し、関東付近には湿った空気の流れ込みやすい状況が続く見込みです。関東地方は20日(日)くらいまで、雨の降りやすい状況が続き、1977年の22日連続に迫るような雨続きの夏となるかもしれません。
21日(月)以降は太平洋高気圧の勢力が少し強まり、関東でも晴れ間と暑さが戻ってくるでしょう。8月も終わりに近づいて、ようやく少し夏らしさを感じられそうです。