台風5号は、この後も北東方向へと進み、北海道に近づく可能性が高いですが、明後日(10日)には温帯低気圧に変わる見込みです。温帯低気圧に変わった後も動きが遅く、道内には湿った空気の流れ込みやすい状態が続くため、週末にかけて雨の長引く所が出てくるでしょう。

明日 道南が雨の中心

台風の周りの湿った空気の影響で、明日(9日)は全道的に雲が広がりやすく、江差や函館など道南では明日の朝から雨が降りやすいでしょう。函館では、風がやや強く傘が差しにくくなりそうです。札幌や千歳など道央でも午後には雨が降り出します。しかし、各地とも雨の降り方は弱く、明日一日で降る雨の量は、道南の多い所で30ミリくらい、道央では5ミリ程度でしょう。

明後日 後志地方など雨の降り方が強まる

明後日(10日)は、温帯低気圧が近づく影響で、函館など道南や小樽など後志地方を中心に雨の降り方がやや強まるでしょう。明後日の一日で降る雨の量は、後志地方の多い所で50ミリくらいの見込みです。その他の道央や道南も広く20ミリ前後となります。雨の範囲は帯広や釧路など道東方面にも次第に広がるでしょう。

週末まで 道東方面 雨が長引く

北海道の南東海上を低気圧がゆっくりと東へ進むため、釧路など道東方面では週末にかけて雨の長引く可能性があります。雨のピークは11日金曜日で、釧路や根室地方の内陸を中心に雨が強まるでしょう。長く続く雨によって、局地的に大雨となる恐れもあります。台風5号から変わる温帯低気圧の動きによっては、雨の強まる場所が変わるため、お盆期間中に入り、お墓参りなど外出する方も多いと思いますが、今後も最新の気象情報をしっかりと確認するようにして下さい。