8月のスタートは関東地方で雨雲やカミナリ雲が発達しそうです。都心など南部を中心に道路が川のようになるほど激しい雨の降る所があるでしょう。地下施設やアンダーパスなど低い場所への浸水、落雷や突風などに注意。

雨雲が発達しやすい場所は?

あす1日(火)も、関東地方には引き続き湿った空気が流れ込むでしょう。一方、上空に寒気を伴った気圧の谷が関東地方を通過します。このため大気の状態が非常に不安定になり、広い範囲で雨雲やカミナリ雲が発達するでしょう。関東地方で「激しい雨」というと、北部の山沿いが中心になることが多いですが、あすは、風がぶつかりやすい南部(東京、神奈川、千葉、埼玉)を中心に活発な雨雲がかかりそうです。

雨のピークと強さは?

雨は朝から所々で降る予想ですが、強い雨のピークは昼過ぎから夕方にかけてです。あちらこちらで土砂降りの雨となり、局地的には1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るでしょう。都心周辺でも、帰宅時間に傘をさしても濡れるような雨に降られる可能性があります。下記リンクの雨雲の動きや豪雨レーダーなどで、最新の雨雲のようすをチェックしましょう。

注意点は?

都心や横浜など都市部で短い時間に激しい雨が降ると、排水が追い付かずにあっという間に道路が川のようになったり、地下街など地下施設や、アンダーパスなど低い場所に水が流れ込んだりすることも考えられます。車の運転は見通しが悪くなったり、ブレーキが効きにくくなったりしますので、細心の注意が必要になりそうです。また、落雷や突風にも注意が必要です。落雷により停電したり、急な突風により、看板やテントなどが、飛ばされてしまうかもしれません。屋外での活動は、すぐに移動できる安全な建物をあらかじめ確認しておきましょう。川は急に増水するおそれがありますので、川遊びは控えた方がよさそうです。