関東地方はまとまった雨が降っておらず、荒川上流4ダムの貯水率はこの時期の平均の6割程度となっています。きょう21日午前9時、取水制限が20%に引き上げられました。

取水制限は10%から20%へ

関東地方はまとまった雨が降らないまま、19日に梅雨明けしました。梅雨の期間(6月7日から7月18日まで)の降水量は、東京116.5ミリ、谷179.0ミリ、前橋188.5ミリなど、同じ時期の平年の降水量の5割から7割程度でした。少雨によりダムに流れ込む雨の量も少なく、荒川水系では7月5日から10%の取水制限を実施してきましたが、きょう21日9時から取水制限が20%に強化されました。7月21日0時現在の荒川上流4ダム(二瀬ダム、滝沢ダム、浦山ダム、荒川貯水池)の貯水率は、この時期の平均の6割程度です。

この先の雨は

20日発表の最新の1か月予報によると、関東甲信地方は前線や湿った空気の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は平年並みか多い見込みです。ただ、荒川4ダム周辺にまとまった雨が降るとは限らず、この先も貯水量が少ない状態が続くことが考えられます。水は限りある資源です。こまめに蛇口を閉めるなど、節水を心がけましょう。