きょう21日午前9時、南鳥島近海で台風5号「ノルー」が発生。今後、西よりへ進む見込みです。

台風5号の現況と今後の見通し

きょう21日午前9時、南鳥島近海で台風5号「ノルー」が発生しました。台風5号は午前9時現在、中心気圧は1008hPa、中心付近の最大風速は毎秒18メートルで、1時間に10キロの速さで西に進んでいます。今後は発達しながら西よりにゆっくり進む見込みです。

台風には「アジアの呼び名」

「ノルー」とは韓国が用意した名前で「ノロジカ(鹿)」を意味します。ノロジカは、ヨーロッパから朝鮮半島にかけてのユーラシア大陸に生息する小型のシカで、夜行性です。
こうした台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)の加盟国などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。日本が用意した名前が登場するのは8個あとで、はと座を意味する「ハト」(今年中なら台風13号)です。