きょう(4日)は、台風3号と梅雨前線の影響で、九州から東北の広い範囲で大雨になる恐れがあります。特に、台風の通り道にあたる、九州北部や四国、本州の太平洋沿岸部は風雨が強まり、荒れた天気になりそうです。

台風3号の予想進路図
台風3号の予想進路図

きょうの天気

きょう(4日)は、台風3号が九州北部に上陸する恐れがあります。台風は比較的小さいため、台風が接近すると急に雨や風が強まるという特徴があります。台風の進路にあたる地域は急に荒れてきますので、天気の急変にご注意下さい。また、梅雨前線は北陸や東北付近に停滞します。南からは活発な雨雲の元になる暖かく湿った空気が次々に流れ込むでしょう。全国的に雨の降り方に注意が必要です。
<各地の天気>
沖縄は日差しが出ますが、午後はにわか雨があるでしょう。九州や中国、四国、近畿は雨が降る見込みです。圧迫感を感じるほどの猛烈な雨の降る所や、滝のように非常に激しい雨の降る所があるでしょう。台風の接近に伴い、暴風が吹き荒れる恐れがあります。梅雨前線に近い北陸や信越、関東北部も雨が続き、局地的に非常に激しく降る見込みです。東海は夕方から次第に雨で、所々で激しく降るでしょう。関東南部も夜は雨が降り出し、雨脚の強まる所がありそうです。東北南部は断続的に雨で、雨脚の強まる所があるでしょう。東北北部も一時的に雨が降る見込みです。気圧の谷が近づく北海道も日本海側と太平洋側の所々で雨や雷雨でしょう。北海道のオホーツク海側は晴れ間がありそうです。

予想される雨量

あす(5日)午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
四国地方             250ミリ
九州北部地方、北陸地方      200ミリ
九州南部、近畿地方、関東甲信地方 150ミリ
東海地方             120ミリ
中国地方、東北地方        100ミリ です。
東日本と東北地方では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に厳重に警戒してください。西日本から東北地方にかけて、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

きょうの最高気温

日中の最高気温は、那覇と鹿児島は32度でほぼ平年並みです。福岡31度、高知、広島、松江、大阪はいずれも30度、名古屋31度で、きのうより3度前後低くなるものの、蒸し暑さは続きそうです。東京は33度で体に堪える暑さです。金沢26度、新潟25度、仙台27度でムシムシするでしょう。秋田23度、札幌22度、釧路16度で比較的涼しいでしょう。