6月下旬に入り、九州は梅雨前線の影響を受けて、曇りや雨の梅雨空が続いています。今月の降水量は、九州南部は平年並みか平年より多くなっていますが、九州北部は平年のおそよ半分と少なくなっています。今後の向こう1週間の見通しは?

6月のこれまでの降水量

6月もまもなく終わり近づいています。九州は梅雨のはじめは雨がたいへん少なく空梅雨傾向でしたが、6月下旬に入り、梅雨前線の影響を受けて、曇りや雨の梅雨らしい天気が続いています。
6月1日から27日までの降水量を振り返ってみましょう (カッコ内は、平年比)。
福岡市     121.0ミリ (57パーセント)
本市     166.0ミリ (50パーセント)
鹿児島市    449.0ミリ (110パーセント)
屋久島町尾之間 833.0ミリ (152パーセント)  となっています。
九州北部は平年のおよそ半分と少雨傾向が続いていますが、九州南部は平年並みか平年より多くなっている地域があり、九州は北と南で降水量がずいぶん差があります。
梅雨前線は、九州南部付近に停滞して活動が活発になることが多かったためです。

向こう1週間の見通し

あす29日は、梅雨前線が九州南部から北部へ北上しますが、活動は弱い見込みです。九州は各地で初め雨が降りますが、大雨のおそれはありません。
30日まで、九州は前線や湿った空気の影響で、天気がぐずつくでしょう。
7月に入ると太平洋高気圧の勢力が一時的に強まり、梅雨前線を九州の北へと押し上げる見込みです。7月の初めは、九州はまるで梅雨が明けたかのような晴天と厳しい暑さが訪れそうです。急に暑さが厳しくなりますので、熱中症に十分ご注意下さい。