22日、札幌管区気象台は北海道の1か月予報を発表しました。気温は日本海側とオホーツク海側はほぼ平年並みですが、6月最後の週は気温が低めとなる日もある見込みです。しかし、7月になってからは暑い日が増えてきそうです。太平洋側は平年並みか高いでしょう。降水量と日照時間は、各地ともほぼ平年並みの見込みです。

北海道1か月の天気傾向
北海道1か月の天気傾向

週ごとの詳しい天気

(6月24日~6月30日)
24日(土)は日本海側とオホーツク海側を中心に雨が降りやすく、25日(日)はほぼ全道で雨の降る時間があるでしょう。週末のお出かけには雨具が必要となります。26日(月)以降は天気の大きな崩れはなく、晴れ間の出る日も多い見込みです。気温は、北から流れ込む冷たい空気の影響を受けるため、日本海側は平年より低く、オホーツク海側は平年並みか低いでしょう。太平洋側は平年並みの見込みです。
(7月1日~7月7日)
高気圧と低気圧が交互に通過するでしょう。日本海側とオホーツク海側は平年通りに数日の周期で晴れたり、雨が降ったりしますが、太平洋側は曇りや霧の日が多い見込みです。大陸から暖かい空気が流れ込みやすくなり、気温は各地とも平年より高くなるでしょう。急に真夏並みの暑さとなることもありますが、割合カラッとした暑さとなりそうです。
(7月8日~7月21日)
引き続き、高気圧と低気圧が交互に通過する見込みです。日本海側とオホーツク海側は数日の周期で天気が変わりますが、太平洋側は海からの湿った空気の影響を受けやすく、曇りの日が多いでしょう。気温はほぼ平年並みの見込みです。

木漏れ日は丸い

晴れた日、葉が生い茂った木々の下にちらほらと木漏れ日(こもれび)が現れます。木漏れ日は、葉と葉の隙間の形ではなく、ほとんどがと丸い形をしています。これは、太陽の光が葉と葉の小さなすき間を通り、地面に太陽の形が映し出されたものなので、太陽と同じ丸い形になるんです。ちなみに、太陽がかける日食の時は、かけた太陽と同じ形の木漏れ日(たとえば三日月型など)ができます。日差しの強い日は、木漏れ日の中で森林浴というのもよさそうですね。(愛犬ココは木漏れ日と同化しています。)

札幌の公園(2016年6月)   撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤貴子 
札幌の公園(2016年6月)   撮影:日本気象協会北海道支社 佐藤貴子