きょう(20日)の九州は梅雨前線の北上に伴い大気の状態が非常に不安定になっており、鹿児島県の屋久島町南部付近は午後0時30分までの1時間に解析雨量で約90ミリの猛烈な雨となりました。九州は南部でこれからあす(21日)にかけて大雨のおそれがありますので、警戒が必要です。

九州南部で大雨のおそれ

東シナ海に延びている梅雨前線が今夜からあす(21日)にかけて九州南部付近まで北上するため、九州南部はこれからあす(21日)にかけて断続的に雨が降り、雷を伴い非常に激しい雨が降るおそれがあります。これからあす(21日)夕方にかけての24時間に降る雨の量は九州南部の多い所で180ミリに達する見込みです。低い土地の浸水や河川の増水・氾濫、土砂災害に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意をして下さい。

沖縄地方、梅雨明け近づく

沖縄地方の平年の梅雨明けは6月23日ごろです。今週後半は太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線が九州付近まで押し上げられ、雨の舞台は沖縄から九州へ移っていく見込みです。沖縄地方は次第に太平洋高気圧に覆われ、この週末にも梅雨明けする可能性があります。
一方、九州はこれから梅雨の最盛期に入り、大雨が降りやすい時期となりますので、十分に気をつけなければなりません。