九州から関東は梅雨入り後、雨量の少ない状態が続いていましたが、21日(水)夏至のころから梅雨前線がようやく本気をだします。少雨の所も恵みの雨となりそうです。

週間天気図
週間天気図

月曜・火曜は貴重な晴れ

19日(月)は北海道から九州まで広く晴れ。関東や東北南部は明け方まで雨の残る所がありますが、日中は天気回復する見込みです。最高気温は平年並みか高く、東海から九州では30度以上の真夏日の所が多くなるでしょう。大阪は今年初の真夏日になるかもしれません。20日(火)は、九州は次第に雨となりますが、中国・四国から北海道まで大体晴れ。真夏日地点はさらに増え、九州から関東の約3割の地点で真夏日となる見込みです。この、月曜、火曜の晴天が貴重な晴れとなりそうです。一方、沖縄は雨で、雷を伴い激しく降る所があるでしょう。沖縄の梅雨明けの平年日は6月23日ごろ。沖縄では梅雨末期の大雨に注意・警戒が必要です。

21日(水)夏至~梅雨前線北上

梅雨入り後、本州の南の海上(沖縄付近)に離れて停滞していた梅雨前線がようやく北上してきます。21日(水)から22日(木)は梅雨前線が本州の南岸まで北上。前線上を低気圧が東進します。現時点での予想では、九州など西日本ではトータル100ミリ前後のまとまった雨が降る予想です。梅雨入り後、九州から関東は雨量の少ない状態が続いていて、6月8日から17日までの10日間雨量は、西日本では平年の10%以下の所が多く、福岡は平年日7%、高知は4%、大阪は0%。東京も13ミリで平年比24%となっています。21日の夏至のあとも、これまでよりは梅雨前線は本州付近に停滞しやすくなる見込みです。恵みの雨に期待したいところです。