梅雨入りしたというものの雨の少ない日が続いていましたが、今週はようやく梅雨前線が北上。梅雨らしい天気になりそうです。

梅雨入りしたのに雨が少ない

ここ10日間(6月8~17日)の九州から関東の降水量を見てみると、≪カッコ()内は平年比≫東京:13ミリ(24%)、名古屋:8.5ミリ(14%)、大阪:0ミリ(0%)、広島:0.5ミリ(1%)、高知4.5ミリ(4%)、福岡:4.5ミリ(7%)と、平年に比べて全然雨が降っていません。梅雨前線は日本の南海上にしばらく停滞していたため長い梅雨の中休みとなっていますが、今週はようやく梅雨らしい天気になりそうです。

梅雨前線 ようやく北上

20日(火)、梅雨前線がようやく西から次第に北上する見込みです。九州では夜から雨の降り出す所があるでしょう。21日(水)になると、梅雨前線は西日本から東日本にのび、前線上を低気圧が進む見込みです。九州から東海にかけては断続的に雨が降り、大雨となる所もありそうです。土砂災害や低い土地の浸水にご注意下さい。関東から東北も次第に雨が降り出すでしょう。22日(木)は前線上の低気圧が東へ進み、東海から東北が雨のピークに。沖縄から近畿も、はじめ雨の降る時間があるでしょう。23日(金)から24日(土)は、本州の南岸付近に梅雨前線が停滞。関東から九州は雲が広がりやすく、太平洋側は雨の降る所があるりそうです。25日(日)は前線が再び朝鮮半島の南まで北上し、前線上を低気圧が進む見込みです。西から次第に雨が降り出し、雨脚が強まる所もあるでしょう。今週は、傘を持ってお出かけする日が多くなりそうです。

北陸と東北の梅雨入りは?

北陸と東北南部は6月12日ごろ、東北北部は6月14日ごろが梅雨入りの平年ですが、今年はまだ梅雨入りが発表されていません。21日(水)は北陸は雨、東北も夜には雨雲がかかる所がありそうです。その後北陸、東北とも22日(木)は雨、23日(金)ははじめ雨の残る所があり、曇りや雨の天気が続きそうです。21日(水)か22日(木)あたりには、梅雨入りの発表があるかもしれません。