関東の平野部では、6月2日から11日までの10日間の降水量が平年より大幅に少なくなっています。特に南部で少なく、東京都心は平年の8%、横浜は11%、千葉ではなんと1%しか雨が降っていません。

関東地方の平野部では、ここ10日間の降水量が平年より大幅に少なくなっています。特に都心など南部で顕著になっており、都心は3.5ミリで平年の8%、横浜は5.5ミリで平年の11%、千葉は0.5ミリで平年のたった1%しか雨が降っていません。北部でも平年を下回り、前橋で63%、宇都宮で39%となっています。
しかも、7日に梅雨入りしてから、東京都心の降水量は0ミリ。7日、8日、11日に雨は観測されたものの、降水量は0.5ミリに満たず、カウントされていません。

ここまで雨が少ないと水不足が心配されますが、ダムに近い山沿いの地域では降水量が平年を上回っており、群馬県みなかみ町藤原では31ミリで平年の109%、群馬県沼田市では50ミリで平年の176%。利根川水系のダム貯水率を見ると、6月12日0時の時点で、8ダム合計で平均値の97%。雪融け水などの影響もあり、それほど水不足には至っていません。
関東甲信地方の最新の3か月予報によると、6月と8月の降水量はほぼ平年並み、7月は平年並みか多い見込みです。昨年のような水不足になることはなさそうです。