今週は、梅雨前線が日本の南の海上に停滞。沖縄・奄美は梅雨空が続きますが、本州付近は前線の影響を受けにくく、あまり梅雨らしくない天気に。雲が多めながらも、晴れ間の出る日が多くなりそうです。

沖縄は梅雨空 九州~関東甲信は梅雨の中休み

向こう一週間、梅雨前線は日本の南の海上に停滞する見込みです。前線に近い沖縄や奄美は、梅雨空が続くでしょう。前線上を低気圧がたびたび通過し、雨脚が強まる事がありそうです。大雨に備えて、今一度こちらのトクする!防災で災害時の心得などご確認下さい。
本州付近は梅雨前線から離れているため、直接の影響はほとんどなさそうです。高気圧に緩やかに覆われる日が多くなりますが、高気圧の中心が東や北に偏ったり、本州付近は高気圧と高気圧の間に入る事も多くなるため、スッキリ晴れるというよりは、雲が多めながらも日が差す事が多くなりそうです。九州から関東は、長い梅雨の中休みになるでしょう。

一部雨の可能性も

ただ、晴れマークや曇りマークでも、一部雨の可能性が隠れています。
まず、12日(月)から13日(火)。東北や関東、九州南部では一時的に雨が降る所がありそうです。ただ、降ってもそれほど強くはないでしょう。そして、14日(水)は関東と東北は要注意。低気圧が関東の東の海上を北上し、湿った空気が流れ込みやすくなります。局地的に雨が強く降る可能性がありますので、注意が必要です。今の所雨マークはついていませんが、今後予報が変わる可能性がありますので、最新の天気予報をご確認下さい。その後は山沿いなどでにわか雨はありそうですが、目立った天気の崩れはなさそうです。

極端な暑さはないが蒸し暑い

この先の気温は、平年並みか平年をやや下回る所が多く、極端な暑さはないでしょう。ただ、湿った空気が流れ込みやすい状況が続くため、湿度が高く蒸し暑くなりそうです。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体の熱が逃げにくくなります。熱中症にかかりやすくなりますので、引き続き熱中症の対策を心掛けましょう。

台風2号の影響は?

11日午後3時頃、フィリピンの西の海上で台風2号が発生しました。今後13日(火)にかけて北上してから中国大陸付近で熱帯低気圧に変わる見込みです。日本への直接の影響はなさそうですが、台風の北上で湿った空気が押し上げられ、前線の活動が活発になる可能性があります。沖縄・奄美では雨の降り方にご注意下さい。