8日(木)、気象庁から1か月予報が発表。6日から7日にかけて、九州から関東甲信まで一気に梅雨入りの発表となりました。いよいよジメジメ、ムシムシの季節が到来です。この先1か月の天気の傾向はどうなるでしょうか。

★1週目(6月10日~6月16日)九州南部で気温低い

北日本や東日本、西日本の日本海側と沖縄と奄美では、平年と同じく、曇りや雨の日が多いでしょう。また東日本と西日本の太平洋側では、湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。大雨になる恐れもありますので、警戒が必要です。
また平均気温は沖縄や奄美では平年並みか高い予想ですが、北日本や東日本、西日本では平年より低くなりそうです。
8日(木)に発表された「低温に関する異常天候早期警戒情報」によると、特に九州南部では、6月13日からのおよそ1週間は、気温が「平年よりかなり低くなる」確率が30%以上と見込まれています。
例えば、鹿児島の6月中旬の最高気温の平年値はおよそ27度。平年よりかなり低いと、夏日に届かない日もあるかもしれません。農作物の管理には注意が必要です。

★2週目(6月17日~6月23日)北日本では蒸し暑い

北日本と東日本や西日本の日本海側では、平年と同じく、曇りや雨の日が多くなるでしょう。東日本の太平洋側では、湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうです。広く、梅雨空となるでしょう。
気温は、北日本では平年並みか高くなり、夏日や真夏日になる所もあるでしょう。蒸し暑く感じられる日も多くなりそうです。東日本、西日本、沖縄と奄美では、平年並みか低く、雨が降ると、半袖ではひんやりと感じられる日もありそうです。薄手の上着などを用意しておくと安心です。
西日本の太平洋側と沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響で、平年に比べて曇りや雨の日が多いでしょう。そろそろ梅雨の終わりとなる沖縄や・奄美では、特に梅雨末期の大雨に警戒が必要です。

★3~4週目(6月24日~7月7日)沖縄・奄美は梅雨明けか

北日本と東日本、西日本の日本海側では、平年と同じく曇りや雨の日が多くなりそうです。また、西日本の太平洋側では、前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて、曇りや雨の日が多くなりそうです。大雨になる恐れがありますので、特に警戒が必要です。九州から関東甲信までの梅雨明けの平年日は7月14日~21日ごろ。まだまだ梅雨空は続き、ジメジメ、ムシムシした日が多いでしょう。食品の管理には十分にお気をつけ下さい。
一方、沖縄と奄美では、平年と同じく、晴れの日が多くなりそうです。梅雨明けの平年日は、沖縄は6月23日ごろ、奄美は6月29日ごろとなっています。沖縄と奄美はこの頃には、いよいよ梅雨明け、本格的な夏のシーズンとなりそうです。気温も平年並みか高い予想です。6月下旬から7月上旬にかけての那覇の最高気温の平年値は、31度前後。真夏日になる日も多くなるでしょう。もう既に3月から4月には海開きをしている沖縄。これから早めの夏休みで沖縄にレジャーに出かける方は、台風シーズンを前に、青空の下で海水浴を楽しめる日も多くなるでしょう。
※地域の分類※
北日本=北海道、東北
東日本=関東甲信越、東海、北陸
西日本=近畿、中国、四国、九州(奄美を除く)