7日(水)から8日(木)にかけては広く雨となるでしょう。西日本の太平洋側では非常に激しい雨が降る所も。これまで雨量がかなり少ない地域でも、まとまった雨となる所があるでしょう。

◆九州南部 梅雨入り遅く 雨量少なく

このところ、九州から関東甲信は晴れてカラッとした陽気が続きました。九州南部の平年の梅雨入りは5月31日頃。この時期は例年、長雨の季節ですが、今年はまだ梅雨入りとなっておらず、雨量の少ない状態が続いています。4日までの20日間の雨量は鹿児島で10ミリ、宮崎で11ミリと平年の7%と少なくなっています。東京でも4日までの20日間の雨量は平年の35%にとどまり、少ない状態が続いています。
ただ、このように晴天が続くのもまもなく終わり。この先は、雨の日が増えてきて、長雨の季節に突入する所が多くなってきそうです。九州北部から関東甲信では平年と大きく変わらない時期に梅雨入りとなる所が多いでしょう。

◆7日(水)から天気が下り坂

まず梅雨入りの一つのタイミングになりそうなのが7日(水)からの雨。前線や低気圧が日本付近を進んで、広く雨が降るでしょう。7日(水)は九州から東海にかけて雨が降る見込みです。西日本の太平洋側を中心に非常に激しい雨が降り、大雨となる所もあるでしょう。関東甲信も7日(水)の夜は次第に雨が降りだし、8日(木)は広く雨で、本降りの雨の時間もありそうです。
その後、いったん晴れ間の戻る所もありますが、11日(日)からはまたぐずつく所が多く、7日(水)に梅雨入りとならなくても雨の季節は近づいています。
今週後半は湿気もグンと増えてくるでしょう。このところ6月とは思えないカラっとした陽気の日が多くなりましたが、この先は蒸し暑くなる日が多くなりそうです。特に9日(金)、10日(土)は最高気温は30度前後まで上がる所が多く、不快な暑さになるでしょう。熱中症に注意が必要です。