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北海道 夜空に浮かぶ夫婦星

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5月下旬 午後9時頃の南の空

5月下旬 午後9時頃の南の空

春から初夏の星空は真夏や冬に比べて明るい星が少なく少しさびしいですが、そんななかでも「夫婦星」と呼ばれる二つの明るい星が夜空を彩っています。今年はそばに木星も輝き、見ごたえのある夜空です。ぐずついた天気が続いた北海道ですが、次第に天気は回復し、今週は前半を中心に星空が楽しめる日がありそうです。夜9時頃、南の空で木星が力強く輝いています。
その明るさに負けないくらいに木星のその左側に青白く光っているのが、おとめ座のスピカです。
そこから夜空を見上げ、ほとんど真上に近い位置には、うしかい座のアークトゥルスがオレンジ色に輝いています。
星の色はその表面の温度で決まり、温度が低いと赤っぽく、逆に温度が高いと青白く輝いて見えます。
それぞれの表面温度は、アークトゥルスがおよそ4000度なのに対してスピカは2万度という高温です。
日本ではスピカを「真珠星」、アークトゥルスを「麦星」との和名で呼んでいる地域があります。
光の対比が美しく、周りに明るい星がないことから、これらの星は非常に目立ちます。
このことから、二つの星を昔から「夫婦星」とも呼んで親しんできました。
ちなみに、アークトゥルスが男性(旦那さん)で、スピカが女性(奥さん)です。

○年後には寄り添う夫婦に

この夫婦星、現在はずいぶん離れて輝いています。
星の位置は長い時間変わらないように感じますが、実際には星は少しずつ動いています。
アークトゥルスも秒速125キロという猛烈なスピードでスピカの方へ移動しています。
遠い将来には二つの星がすぐそばで並んで、夫婦仲良さそうに輝く光景が見られるようになります。
ただしそれが見られるのは6万年も先のことになります。
それでも星の一生から見ればそんなに長い時間じゃないのかもしれませんね。

天気回復、しだいに星見日和に

北海道付近は先週から連日気圧の谷の影響で曇りや雨の降る日が続きましたが、次第に高気圧が張り出し、天気は回復してきます。
28日夜に晴れるのは太平洋側の一部ですが、29日以降は上空の湿りも次第に解消し、きれいな星空が広がりそうです。
夜は少しひんやりするかもしれませんので、上着などの用意をして輝く夫婦星を楽しむのはいかがでしょう。


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