今日(23日)は、水不足の続いている小笠原諸島で大雨となっています。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害に警戒して下さい。

水不足の小笠原諸島で大雨

今日(23日)、小笠原諸島は大気の状態が不安定になっており、活発な雨雲がかかりました。降り始めから午後2時までの雨量は母島で140.5ミリ、父島で59ミリと大雨となっています。
小笠原諸島では、4月まで、まとまった雨がしばらく降っておらず、ダムの貯水率が少なくなり、水不足となっていました。下のグラフは小笠原諸島の父島と母島の2016年1月~2017年5月(5月は23日午後2時までの値)までの降水量です。紺色が父島、赤色が母島の降水量です。父島では昨年の5月頃から、母島でも9月頃から降水量の少ない状態が続いていたことが分かります。ようやく5月に入り、18日と今日の大雨で、母島を中心に降水量が多くなりました。
ダムには恵みの雨ですが、今日の夕方にかけては、雷を伴った1時間30ミリの激しい雨の降る所があるでしょう。これまでに降った大雨で地盤が緩んでいる所がありますので、土砂災害に警戒してください。危険な斜面には近づかないようにしましょう。