土曜日は季節先取りの暑さとなりましたが、日曜日は更に暑くなり、猛暑日に迫る所も。

真夏日地点数 今季最多

土曜日は、全国各地で晴天。真夏日地点が今シーズン初めて150地点を超えるなど(午後4時までに164地点)、5月としては、かなりの暑さとなりました。東北(福島市など)や、北陸(富山市や福井市)でも、初の真夏日となり、関東から九州も気温が30度くらいまで上がりました。

猛暑日に迫る所も

日曜日も、北海道から九州まで大体晴れて、土曜日と同じくらい、もしくはそれ以上に気温が高くなりそうです。北海道や東北北部では暑さが落ち着くものの、東北南部から九州の予想最高気温は30度前後。どこに行っても暑いのですが、特に東北南部は、5月としてはめったにない暑さになる所もあるでしょう。例えば福島市は最高気温が34度の予想で、猛暑日(最高気温が35度以上)に迫るほど。こまめな水分補給を心掛け、屋外で過ごす方だけでなく、部屋の中でも熱中症にご注意ください。また、寝不足も熱中症のリスクを高める要因になります。しっかり睡眠をとって、体調を整えましょう。ちなみに、これまで福島市で5月に最も気温が高くなったのは、1988年5月20日の35度ちょうど。34度台は2回(1969年5月10日の34度2分、1891年の5月15日)です。統計開始から約130年の中でも34度以上になったのが3回だけなのです。

暑さの理由

①「上空の気温が高い」
⇒上空1500メートル付近で言うと、
日曜日の福島市は17度前後と、かなり高い。
(目安として、晴れれば、地上気温が32度前後まで上がる)。
②「晴天」
⇒たっぷりの日差しで、気温がグングン上がる。
③「フェーン現象」
⇒日曜日は西よりの風。暖かい(暑い)空気が高い山を吹き降りて、気温が更に上昇する。
④「前日までの暖かい空気が残っている」
⇒ベースとなる気温が高いため(土曜日の福島市は最高気温が31度でした)、
気温の上がるぺースも速い。