北海道では、今日(19日)も真夏のような暑さが続きました。午後3時までの最高気温は、最も高くなった女満別空港で30.8℃と、真夏日となりました。札幌でも27.7℃まで上がり、2日連続の夏日を観測。札幌の大通公園にある噴水の周りには、涼を求めて、多くの人でにぎわっています。暑さのピークは今日となる所が多いですが、土日(20日、21日)も平年より高めの気温で経過します。

今日昼頃の大通公園 撮影:日本気象協会北海道支社 児玉晃
今日昼頃の大通公園 撮影:日本気象協会北海道支社 児玉晃

熱中症に注意

北海道付近は高気圧の圏内で晴れて、上空には大陸から真夏並みの暖気が流れ込む見込んでいます。
オホーツク海側など東部の内陸では、フェーン現象も加わって気温が上がり、道内で気温を観測している173地点中、6地点で30℃以上の気温を観測しました。道内では5月4日以来、15日ぶりの真夏日です。
暑さに慣れていないこの時期、急激に暑くなるときは、熱中症の危険性が高まります。
のどが渇く前にこまめに水分を補給し、外出の際はなるべく日陰を選んで歩くなど、対策が必要です。

高めの気温で桜が満開

午後3時までに22.1℃と、真夏並みの暑さとなった道東の根室では、平年より5日早く桜(チシマザクラ)が満開となりました。全国でも一番遅い花見が楽しめそうです。

根室の今日の標本木 撮影:根室市観光協会
根室の今日の標本木 撮影:根室市観光協会

土日も行楽日和だが・・・

土日も北海道付近は高気圧に緩やかに覆われるため、広く晴れて、花を見に行くなど行楽日和となるでしょう。
厳しい暑さはおさまり、最高気温は20℃前後と過ごしやすくなる所が多いですが、帯広がある十勝地方では明日も暑さが厳しく、真夏日となる所もありそうです。体調管理に気を付けて下さい。