今週18日には、暴風が吹き荒れ、局地的に大雨となるなど春の嵐となった北海道。最新の一か月予報でも、気温は平年より低く、降水量も多めで春はゆっくりと進みそうです。今日(22日)も、ぐずついた天気となり、札幌でも朝は雨脚が強まり、道路わきには水たまりもできました。

札幌中心部道路わきの水たまり 撮影 日本気象協会北海道支社 杉山友衣可
札幌中心部道路わきの水たまり 撮影 日本気象協会北海道支社 杉山友衣可

今日の天気

今日(22日)の道内は、低気圧を含む気圧の谷の中となり、広く雨が降る見込みです。上空には寒気が流れ込むため、局地的に大気の状態も不安定となり、道南方面では雷雨とる恐れもあります。夕方にかけて急な強い雨に注意して下さい。函館市周辺では昨年の地震で地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害にも注意が必要です。また、道東方面の峠や山沿いでは湿った雪が降り、うっすらと雪の積もる所もある見込みです。すでにタイヤ交換をされた方は、夏タイヤでの峠越えなどは避けた方がよさそうです。
最高気温は、広く6度前後で、各地で1ケタとなります。雨や雪の影響でこの気温よりさらに寒く感じられそうです。

今週の天気

明日(23日)日曜日は、本州方面から高気圧が張りだすため、広く天気は回復します。朝までは道東方面など雪の残る所がありますが、日中は次第に北部や南西部を中心に広く晴れ間が出る見込みです。最高気温は広く10度前後ですが、オホーツク海側の沿岸などでは2度くらいにとどまり、今日よりも寒くなりそうです。
週明け月曜日以降も、天気は日替わりとなります。月曜日は各地で晴れて日中は過ごしやすい陽気となるでしょう。火曜日は早くも下り坂の天気で、雲が広がりやすく、水曜日には各地で雨となる見込みです。最高気温は平年並みか低く経過し、春はゆっくりと歩みを進めそうです。