あす(18日)にかけて低気圧が急発達し、広く大荒れ。暴風が吹き荒れ、非常に激しい雨の降る恐れ。交通機関が乱れる可能性もあります。

◆大雨や暴風に警戒を

今日(17日)は前線を伴った低気圧が朝鮮付近を進み、西日本を中心に雨雲の元となる暖かく湿った空気が流れ込んでいます。日中は九州から東海にかけて雨雲が広がり、九州や四国などには活発な雨雲やカミナリ雲がかかりました。九州では1時間に30ミリ以上のバケツをひっくり返したような激しい雨の降った所もありました。
あす(18日)にかけて、低気圧が日本海を急速に発達しながら進むでしょう。暴風が吹き荒れ、交通機関に影響がでる可能性があります。また、太平洋側を中心に、大気の状態が非常に不安定で、滝のような非常に激しい雨の降る所もあるでしょう。土砂災害や地下街などの低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要です。
低気圧は日本海で動きが遅くなるため、東北や北海道を中心に荒天が長引く可能性があります。

◆各地の警戒・注意点

【九州・中国・四国】17日夜も広い範囲で雨が降り続き、非常に激しい雨の降る所があるでしょう。九州ではすでに大雨となっている所がありますが、さらに雨量が多くなる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒して下さい。帰宅時は交通機関への影響にも注意が必要です。
【近畿・東海・北陸】17日夜が雨や風のピークです。帰宅時間帯は激しい雨の降る所があるでしょう。瞬間的には立っていられないような非常に強い風が吹く恐れがあります。広く交通機関が乱れる可能性もあり、注意が必要です。雨は18日の朝にはやむでしょう。
【関東甲信】17日夜は遅くなればなるほど雨・風ともに強まるでしょう。雨や風のピークは18日の未明から朝にかけてです。通勤時間帯も強い風で、交通機関に影響のでる可能性があります。朝は時間に余裕を持って、交通情報を確認した方が良いでしょう。
【東北】17日夜から18日にかけて、沿岸部を中心に非常に強い風が吹き荒れる恐れがあります。瞬間的には走行中のトラックが横転してしまうほどの風が吹きますので、警戒が必要です。交通機関の乱れにもご注意下さい。
【北海道】18日の明け方から夜の始め頃にかけて日本海側と太平洋側西部を中心に暴風に警戒が必要です。大雨や雪解け水による河川の増水や低い土地への浸水にも注意が必要です。