先週は、道内では今年初めて20度以上の気温となるなど、季節が一気に進みました。札幌も6日には積雪がなくなり、日当たりの良い場所では早くもタンポポが顔をだしています。ただ、今週は週の中頃にかけて季節は逆戻りしそうです。

道路わきのタンポポ 札幌市(2017年4月9日) 撮影:日本気象協会北海道支社 持田浩
道路わきのタンポポ 札幌市(2017年4月9日) 撮影:日本気象協会北海道支社 持田浩

今日の天気

今日(10日)の道内は、各地で晴れて、春の日差しに恵まれます。最高気温は広く10度前後でこの時期本来の気温となりますが、オホーツク海側でなどでは海から冷たい風が流れ込むため、5度くらいにとどまり3月下旬並みの見込みです。また、道東方面を中心に風がやや強く吹くため、お出掛けには風を通しにくい、暖かな服装が良さそうです。

12日と13日は寒の戻り

今週の気温は、平年並みか高い日が多いですが、12日と13日は最高気温が広く6度前後にとどまり、3月下旬並みと季節は逆戻りとなります。先週の暖かな陽気のあとの寒さとなりますので、気温差で体調など崩さないようご注意下さい。
天気は明日(11日)日中までは、割合晴れますが、夜には日本海から低気圧を含む気圧の谷が近づき、広く雨となります。胆振地方など降り方の強まる所もあるでしょう。この低気圧は発達しながらサハリン方面に進むため、12日から13日も広く天気が崩れます。12日の夜から13日にかけては上空に強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に湿った雪が降り、沿岸ではふぶくでしょう。低気圧の発達の程度や進路によっては、日本海側などで大荒れの天気となる恐れがあります。