6日、札幌管区気象台は北海道の1ヶ月予報を発表しました。暖かい空気が流れ込みやすいため、気温は平年並みか高めの見込みです。降水量はほぼ平年並み、日照時間もほぼ平年並みとなりそうです。

北海道の1ヶ月の天気傾向
北海道の1ヶ月の天気傾向

週ごとの詳しい天気

(4月8日~4月14日)
8日(土)~9日(日)は雲が広がりやすく、北部や南西部を中心に雨の降る所がありますが、9日の午後には天気が回復する見込みです。10日(月)以降は天気の大きな崩れはなく、晴れ間の出る所が多い見込みです。気温は日本海側とオホーツク海側で平年より高く、太平洋側は平年並みか高いでしょう。
(4月15日~4月21日)
高気圧と低気圧が交互に通る見込みです。日本海側とオホーツク海側では、天気は数日の周期で変わるでしょう。太平洋側も天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れる日が多い見込みです。気温はほぼ平年並みとなりそうです。
(4月22日~5月5日)
高気圧と低気圧が交互に通るでしょう。日本海側とオホーツク海側は引き続き、数日の周期で晴れたり、雨が降ったりする見込みです。太平洋側も数日の周期で天気が変わり、平年と同じように晴れる日が多い見込みです。気温は平年並みか高いでしょう。日本気象協会発表の桜の開花予想は函館が4月29日、札幌は5月1日などほぼ平年並みの予想。大型連休は南西部を中心に桜を楽しめそうです。

河川の増水・なだれに注意

道内では山沿いを中心にまだ雪の多く積もっている所もあるため、雪解けが進むこの時期は、雪解け水による河川の増水、土砂災害、低い土地の浸水、なだれなどに注意が必要となります。特に、気温が上がる日や雨の降る日は、積もっている雪の層が全て滑り落ちる「全層なだれ」が起こる危険性が高まります。もしも、斜面の雪にしわがよっていたり、亀裂が入っていたり、雪玉が転がっているような状況を目にしたら、すぐにその場を離れるようにしましょう。

4月6日15時 北海道の積雪の状況
4月6日15時 北海道の積雪の状況