5日(水)、日本気象協会は第7回桜の開花予想を発表しました。2017年の桜前線はかなり遅いペースで進んでいますが、この先は少しスピードアップ。九州から関東では今週末にかけて満開を迎える所が多くなりそうです。

北は平年並みか早い所も 週末は東京で花散らしの雨

4月に入り、九州から東海、関東、北陸地方まで桜前線が北上し、まもなく長野県や東北南部へ到達する見込みです。今シーズンの桜前線はかなり遅いペースで進み、鹿児島では平年より10日遅い5日にようやく開花し、観測史上最も遅い開花となりました。静岡では2日、大分では4日に開花しました。4月に入ってから開花するのは静岡では22年、大分では29年ぶりです。この先1週間は、全国的に平年より気温が高く、5月中旬並みの気温となるところがあるでしょう。しかし、気温は高いものの、週末は曇りや雨の予報です。満開から1週間が経過する東京では、日曜日の雨は花散らしの雨となる見込みです。4月は、北日本で平年より気温が高くなる予想で、東北北部および北海道では平年並みか早く開花するところがあるでしょう。

※( )はすでに開花や満開になった地点です。
※( )はすでに開花や満開になった地点です。

日本三大桜 開花・満開予想

日本三大桜は、福島県三春町の「三春滝桜」(ベニシダレザクラ)、山梨県北杜市の「山高神代桜」(エドヒガンザクラ)、岐阜県本巣市の「根尾谷 淡墨桜」(エドヒガンザクラ)を指します。いずれの桜も、大正11年(1922年)に国の天然記念物に指定されています。樹齢が1000年以上で、幹回りが9メートル以上あります。三春滝桜の開花は4月13日の予想です。

第8回の桜開花予想は、4月12日(水)に発表予定で、4月下旬まで毎週水曜日に発表します。お花見やお出かけの計画の参考になさって下さい。