札幌の積雪は午後1時現在、66センチ。屋根の上にも、まだ多くの雪が残っており、この時期の水分を含んだ雪の重さは、ゴリラ数頭分に匹敵します。土日は晴れて気温が上り、雪どけが進みます。落雪などに注意が必要です。

きょう(10日)昼ごろの札幌市中央区 撮影:日本気象協会北海道支社 児玉晃
きょう(10日)昼ごろの札幌市中央区 撮影:日本気象協会北海道支社 児玉晃

週末は季節が一歩前進

土日(11日から12日)の北海道付近は、本州方面に中心を移す高気圧に覆われ、広く日差しに恵まれます。
高気圧の周りを回って南から暖かい空気が流れ込むため、土日は最高気温は5度前後と、平年並みか2度ほど高い所が多くなるでしょう。
この時期としては過ごしやすい陽気ですが、落雪などの危険性が高まります。

雪の重さ

この時期の水分を多く含んだ雪の重さは、50立方センチメートルあたり約200キログラムにも及びます。
オスのゴリラの体重は140~200キログラムなので、例えるなら屋根の上にゴリラが何頭も乗っている状態です。
落雪がいかに危険かが分かります。
除雪作業などは頭上に十分注意して下さい。

屋根の上の雪はゴリラ数頭に相当
屋根の上の雪はゴリラ数頭に相当