きょうも日本列島は3月とは思えない強い寒気が居座ります。冬のような寒さが続く中、大気の状態も不安定です。東京はにわか雨やにわか雪の可能性があり、雷が鳴る事もあるので、傘を持ち歩くと良さそうです。

予想天気図
予想天気図

不安定な天気が続く 太平洋側も傘を持つと安心

きょう(8日)も日本付近は西高東低の気圧配置が続きます。上空にはこの時期としては強い寒気が居座っており、気圧の谷も次々と通過する見込みです。このため、東日本と西日本の広い範囲で大気の状態が不安定になるでしょう。
きょう(8日)も、全国的に北よりの風が強く、日本海側は雪や雨が降ったりやんだりするでしょう。北日本や北陸は大雪やふぶきによる交通障害や雪崩に注意が必要です。北陸や山陰は雲が発達しやすいため、局地的に雪や雨が強く降る事もあるでしょう。鳥取では2週間ぶりに雪が積もりましたが、積雪が増える恐れがありますので、雪の降り方にご注意下さい。一方、太平洋側も広く変わりやすい天気が続き、所々で雪や雨が降るでしょう。東京はきのうに続いて、にわか雨やにわか雪の可能性があります。東京を含む、関東南部では雷の鳴る所もありそうです。急な雨や雪で困らないように、きょうの外出にも折り畳み傘を持ち歩きましょう。そして、3月とはいえ、日本列島は平地でも雪になるほどの強い寒気に覆われているため、東日本や西日本の太平洋側の平地でも雪になる所があるでしょう。内陸や山沿いではうっすら積もる事もありますので、車の運転はご注意下さい。今回の寒気のピークはあす(9日)の午前中までです。午後は西日本や東日本からは寒気が退いていくでしょう。

冬のような寒さが続く

今朝の東京は気温が0度まで下がり、真冬のような寒さでした。日中も北海道をのぞいては真冬のような寒さになりそうです。最高気温は、札幌は2度、青森3度、仙台と金沢は7度、東京と名古屋は10度、大阪と広島、福岡9度、高知11度、鹿児島10度、那覇18度の予想です。北海道は平年並みですが、東北から九州、沖縄にかけては平年を3度前後下回る予想です。特に近畿から九州、沖縄にかけては真冬並みの予想です。一旦寒さが和らいだ九州南部や四国でも厚手の上着が必要でしょう。東日本や西日本では平地でも雪が降るような真冬並みの空気に覆われていますので、きょうも防寒対策を万全にしてお出かけください。