今朝(27日)の北海道は冷え込みが厳しく、札幌で-10.8℃など、道内の9割近い地点が-10度以下を観測し、上川地方の旭川市江丹別では-30.2℃まで下がりました。道内で-30度以下の冷え込みとなるのは約1か月ぶりのことです。

場所によっては今季一番

北海道付近には、昨日(26日)から上空に強い寒気が流れ込んでおり、日中でもほとんど気温が上がらず、道内の約8割の地点が真冬日となりました。その冷たい空気が残る中、今朝にかけて晴れた所が多く、放射冷却が強まった内陸を中心に厳しい冷え込みとなりました。
上川地方の旭川市江丹別では-30.2℃と、道内では1月24日以来約1か月ぶりとなる-30度以下の気温を記録。また、後志地方の倶知安で-21.4℃まで下がるなど、今シーズンの最低気温を更新した地点もありました。
札幌でも-10.8℃と約1か月ぶりとなる氷点下10度以下で、北海道各地で冷え込みの強まった朝となりました。

明日朝もまだ冷える

今日これからは次第に寒気が弱まりますが、明日にかけて晴れる所が多く、放射冷却は明日の朝も強まりそうです。今朝ほどではないとしても、明日朝も冷え込みの強い所が多くなります。
しかし、明日の日中は広くプラスの気温となりそうで、落雪やなだれ、雪下ろし中の事故などへの注意が必要です。