22日(水)は西から天気が下り坂で、次第に南風が強まるでしょう。23日(木)は広く南風が強まり、また春の嵐に。交通機関への影響に注意を。沿岸部を中心に横なぐりの雨の所もありそうです。

◆春の嵐で被害続々

このところ、天気の移り変わりが早く、春の嵐と冬の嵐に交互に見舞われています。17日(金)は関東などで春一番が吹き、広く春の嵐となりましたが、翌日の18日(土)は冬の嵐になりました。20日(月)はさらに強い南風が吹き荒れた所が多く、近畿や東海で春一番を観測しました。東京も最大瞬間風速28メートルを観測。この日は強風の影響で、空の便に欠航や遅れ、関東で電車の遅れなど、交通機関に影響がでました。強まった風雨の影響で、千葉県や神奈川県などでは一部で停電が発生。強風で工事現場のパイプがあおられて倒れ、けが人がでるなどの被害もでました。そんな強い南風も20日夜からは北風に変わり、21日(火)は冬型の気圧配置が強まり、全国的に冷たい北風が吹きつけました。

◆また春の嵐のち冬の嵐

今週末にかけても天気はめまぐるしく変わりそうです。22日(水)は西から前線を伴った低気圧が近づき、九州は午後、四国や中国地方は夕方以降、雨が降り、雨脚の強まる所もあるでしょう。近畿や東海、北陸も夜遅くには雨が降り出す見込みで、次第に南よりの風も強まりそうです。
23日(木)は前線を伴った低気圧が発達しながら日本海から北日本付近を進む予想で、また春の嵐に。沿岸部を中心に南風が強まり、列車の遅れなど交通機関への影響がでる可能性もあります。23日の通勤や通学の時間帯は四国や近畿、東海、北陸を中心に雨が降り、横なぐりの雨の所もあるでしょう。関東も日中は雨、風ともに強まりそうです。
春の嵐→冬の嵐という流れは、今回も同じとなる見込みです。24日(金)は一時的に冬型の気圧配置が強まるでしょう。北海道や本州の日本海側は雪が降り、ふぶく所もある見込みです。太平洋側も冷たい北風が吹きつけるでしょう。

◆寒暖の差も激しく

このところ、天気の変化とともに寒暖の差も激しくなっています。強い南風が気温を押し上げても、翌日には冷たい北風に変わり、気温が急降下。日ごとに春と冬を行ったり来たりする状況が続いています。23日は強い南風が気温を押し上げて、関東から西は最高気温が15度以上の所が多くなるでしょう。東京は20度近くまで上がりそうです。23日の夜から24日にかけては北風に変わり、また冬の寒さが戻るでしょう。この先も気温のアップダウンが大きくなりますので、体調を崩さないようお気をつけ下さい。