北海道の上空には強い寒気が入っており、昨日(18日)は道内全地点が真冬日になりました。
さらに今朝(19日)にかけても各地で寒さは続き、今朝の道内の最低気温は十勝地方の陸別で-21.8℃と、9日ぶりに-20℃を下回る冷え込みとなりました。

今月10日以来の冷え込み

北海道付近は昨日(18日)から冬型の気圧配置が続き、上空には真冬並みの寒気が流れ込んでいます。
特に東部では昨夜から今朝(19日)にかけて穏やかに晴れた所が多く、熱が上空に逃げる放射冷却の効果もあり、冷え込みが強まりました。
今朝の最低気温は十勝地方の陸別で-21.8℃、同じく十勝地方の大樹で-20.7℃など、道内4地点で-20℃以下を観測。今月10日に旭川市江丹別(-23.5℃)などで-20℃を下回って以来、9日ぶりの冷え込みとなりました。

今年は記録的に冷え込みが弱い

久々に-20℃を下回りましたが、この時期の北海道では-20℃以下の地点が出る日の方が多く、過去30年の2月で平均しても月に約20日は-20℃以下まで下がっています。
むしろここまで-20℃以下の地点が長く出なかったことの方が珍しく、2月の北海道で1週間以上も-20℃が観測されなかったのは、過去30年分をさかのぼっても、1990年、1994年、1995年、2015年の4年でしか記録しておらず、7~8年に一度の記録的な弱い冷え込みとなっていたのです。

明日朝も冷え込む

明日朝にかけて上空の寒気は少しずつ弱まってはいきますが、これからも晴れる東部の内陸を中心に冷え込みは続きそうです。
その他の地域でも-5~-10℃ほどの最低気温となる所が多く、路面凍結や水道凍結などへの注意が引き続き必要です。