16日、札幌管区気象台は北海道の1ヶ月予報を発表しました。気温はほぼ平年並みですが、週によって変動が大きく、2/18~2/24の週はいったん真冬の寒さが戻りそうです。降水量は日本海側とオホーツク海側はほぼ平年並みですが、太平洋側は2/18~2/24の週を中心に雪や雨の降ることがあり、平年並みか多くなる予想です。日照時間はほぼ平年並みでしょう。

北海道の1ヶ月の天気傾向
北海道の1ヶ月の天気傾向

週ごとの詳しい天気

(2月18日~2月24日)
冬型の気圧配置や気圧の谷の影響を受けるでしょう。札幌など日本海側や函館など太平洋側西部では雪の降る日が多くなりそうです。オホーツク海側や太平洋側東部は晴れる日が多いでしょう。気温は平年並みか低く、全道的に真冬の寒さが戻ります。なお、18日にかけては全道的に風が強まるため、日本海側を中心に大荒れの天気となる恐れもあります。最新の気象情報に注意してください。
(2月25日~3月3日)
冬型の気圧配置の強さは平年と同様の見込みです。日本海側では平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。オホーツク海側と太平洋側では、平年と同じように晴れる日が多い見込みです。気温は平年並みとなるので、厳しい寒さは和らぎ、ほっと一息つけそうです。
(3月4日~3月17日)
冬型の気圧配置の強さは平年と同様ですが、寒気の影響は弱い見込みです。日本海側では、平年に比べて曇りや雪の日が少ないでしょう。オホーツク海側と太平洋側では、平年と同じように晴れる日が多い見込みです。気温は平年並みか高く、暖かさを感じられるようになりそうです。このまま春?と思いたいところですが、3月になっても予想外の寒さがやってきたり、大雪や吹雪など天気が荒れることもあるので、まだまだ雪に対する油断はできない時期です。

札幌の雪の様子

日本気象協会北海道支社の敷地内にある物置の屋根には雪はどっさりあります。雪が降り、重さで下の雪が押し固められを繰り返しているうちに、雪の層が幾重にもなり、まるでミルフィーユのようになっています。16日17時の札幌の積雪は68cmで平年の89%ですが、17日以降は札幌でも雪の降る日が多くなる予想のため、屋根の雪の層がさらに増えそうです。

日本気象協会北海道支社の物置 (2017年2月9日) 撮影:日本気象協会北海道支社 畠山奈保美 
日本気象協会北海道支社の物置 (2017年2月9日) 撮影:日本気象協会北海道支社 畠山奈保美