今夜は西日本を中心に、明日の帰宅時間帯は近畿から関東、東北、北海道を中心に「きぼう」(国際宇宙ステーション(ISS)」を見られるチャンス。気になる各地の天気をまとめました。

◆「きぼう」が見える

国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。大きさはサッカー場くらいで、太陽電池パドルが取り付けられているためとても明るく、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
今日(14日)は西日本を中心に、明日(15日)は近畿から北海道を中心に「きぼう」を見られるチャンスです。(「きぼう」が見られると予想される経路は上の図を参照)。
【今日】今日は九州から近畿、北陸で、最大仰角(仰角とは、地平線からの角度)が30度以上になるため、見えやすくなります。
JAXA・宇宙航空研究開発機構によると、時刻は午後7時22分ごろから25分ごろにかけてです。
見られる方角は、地域によって異なります。(下の時刻は最大仰角の時刻。この時刻の3分ほど前から見え始めます。)
★福岡 午後7時25分ごろ 北北東
★広島 午後7時25分ごろ 北
★大阪 午後7時25分ごろ 北西
★金沢 午後7時25分ごろ 西北西
【明日】明日は近畿から北海道で最大仰角が30度以上になります。時刻は午後6時30分ごろから35分ごろにかけてです。
★大阪 午後6時33分ごろ 北東
★東京 午後6時34分ごろ 北北東
★仙台 午後6時34分ごろ 南南西
★札幌 午後6時33分ごろ 南西

◆各地の気になる天気は?

では、各地の天気はどうでしょうか?
【今夜】北陸から山陰は雲に覆われたままでしょう。近畿中部や南部、山陽、四国、九州は夜は晴れ間の広がる所が多くなりそうです。「きぼう」を見られるチャンスです。
【明日】新潟や東北の日本海側は雲が広がりやすいでしょう。近畿から関東、東北の太平洋側、北海道は広く晴れて、見られる所が多くなりそうです。
今日、明日と太平洋側を中心に晴れ間が広がり、きぼうを見られる所多くなりますが、夜は冷え込みますので、しっかりと寒さ対策をして空を見上げてみて下さいね!