昨日(7日)の道内は、冬型の気圧配置と上空の寒気の影響で、週末から続いた3月並みの気温にピリオド。この時期本来の北海道らしい気温に戻り、札幌も最高気温が氷点下1・9度と4日ぶりに真冬日となりました。道内では現在、冬のイベントが最盛期を迎えています。週末にかけては、極端に寒くなる日や大雪、大荒れの天気となる日もなく、イベント日和となる日が多くなりそうです。

さっぽろ雪まつり 大通会場 (2017年2月8日) 撮影:日本気象協会北海道支社 杉山 友衣可
さっぽろ雪まつり 大通会場 (2017年2月8日) 撮影:日本気象協会北海道支社 杉山 友衣可

冬のイベントが目白押し

先月末から始まった「層雲峡温泉氷瀑まつり」(3月20日まで)、「支笏湖氷濤まつり」(2月19日まで)をかわきりに今週は各地で冬のイベントが開催されています。今月3日には、「小樽雪あかりの路」、6日は道内最大の冬のイベント「さっぽろ雪まつり」、昨日7日は「旭川冬まつり」、今日8日は「函館海上冬花火」、また10日には「あばしりオホーツク流氷まつり」「もんべつ流氷まつり」などが始まります(いずれも12日まで)。今年で68回目となる「さっぽろ雪まつり」は、大通公園西1丁目~西12丁目にかけての東西約1・5キロメートルにわたり、大雪像や大氷像などが楽しめる他、ここ数年は北海道の各地方を代表するグルメが楽しめる会場も用意されています。

天気もイベントを後押し

今日(8日)は、冬型の気圧配置が緩み上空の寒気も弱まるため、日本海側などの雪も夜にかけて次第に収まります。明日(9日)以降は、日本海側やオホーツク海側、太平洋側西部で雪の降る日はあるものの、大雪や大荒れの天気となる日はない見込みです。太平洋側東部では晴れる日が多くなりそうです。
また、最高気温は平年並みか高めで経過します。流氷が接岸したオホーツク海側では氷点下2度くらいですが、日本海側や太平洋側では1度前後の日が多くなりそうです。イベントを楽しむにも良い日和が多くなりますが、夜にかけては内陸を中心に氷点下10度くらいまで冷え込みます。遅くまでイベントを楽しむ方や長時間屋外で過ごす方は、万全な防寒対策が必要となりそうです。

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