関東地方は9日(木)、南岸低気圧の影響で、雪や雨が降るでしょう。気温が低く、都心でも雪になる可能性が出てきました。

木曜日は都心に雪マーク

9日(木)は「南岸低気圧」が予想されます。時として関東地方に大雪をもたらす低気圧です。関東地方は9日、この南岸低気圧により冷たい雨や雪が降るでしょう。上の9日の予報を見てみますと、横浜など沿岸部は雨ですが、都心や宇都宮は雪マークです。気温が低い状態の所に南岸低気圧がやってくるため、都心でも雪になる可能性があります。

東京は2月に雪が多い 3年前には大雪も

立春を過ぎ、ようやく日差しに暖かさを感じられるようになってきたのに、雪?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、2月は関東など太平洋側で雪が降りやすくなります。春先になり、冬型の気圧配置が弱まると、低気圧が日本付近を通るようになります。特に低気圧が関東の南岸を通る時は、北側にある寒気を引き込みやすく、気温が下がって、度々雪になるのです。東京都心の雪日数の平年値をみると、2月が3.7日と一年で最も多くなっています。2014年の2月には2週連続で南岸低気圧がやってきて、都心で27センチの雪が積もるなど、関東甲信地方は記録的な大雪になりました。

寒気の強さは?

関東では、上空1500メートル付近の気温が氷点下4度以下だと平野部でも雪になる可能性が高くなります。今のところ9日の朝は氷点下5度くらいの予想ですので、都心で雪が降ってもおかしくありません。関東の雪予想は、上空の気温だけでなく、地上付近の気温や湿度などにも大きく左右されますし、今回、日本海にも低気圧が予想されているため、気温の予想が非常に難しいのですが、平野部でも雪の可能性を考えておいた方がよさそうです。雪や雨の範囲や、降る量は、まだ予想に幅があります。今後もtenki.jpの日直予報士で、最新の情報をチェックしてください。