九州で、スギ花粉の飛散が始まりました。
スギ花粉の飛散は、九州では例年同様、2月下旬から3月上旬ごろにピークを迎える見込みです。
今シーズンの花粉の飛散数は、去年と比べると、非常に多くなる予想。花粉症の方は、早め早めの対策が肝心です。

スギの雄花(2016年12月 福岡市西区で撮影)
スギの雄花(2016年12月 福岡市西区で撮影)

九州でスギ花粉の飛散開始

九州各地の医療機関の観測によると、3日(金)から4日(土)にかけて、福岡県や長崎県、大分県の一部でスギ花粉の飛散が開始しました。
まだ飛散量は少ないですが、今後その他の九州の各地でもスギ花粉の飛散が開始することが予想されます。

今年の花粉の飛散数は、去年の3倍近く

上の写真は、去年12月に福岡市西区で撮影した、スギの雄花です。黄色い雄花がたくさんついていて、見ているだけで鼻のあたりがむずむず、目もかゆくなってくるような気がします。
花粉の飛散数は、前年の夏の天候に大きく左右されます。夏によく晴れて暑さが厳しいと、花芽がたくさん作られ、その分、翌年の春に花粉が多く飛散します。
去年(2016年)の夏は、記録的猛暑でした。このため、今シーズンの九州の花粉の飛散数は、例年の1.1倍程度とやや多く、飛散が少なかった去年と比べると3倍近くと非常に多くなる見込みです。

まだしばらく、飛散数は少ない見込み

スギ花粉の飛散はまだ始まったばかり。加えて今週は寒い日が多く、特に、10日(金)から12日(日)にかけては寒波が襲来して、平野部でも雪が降る厳しい寒さとなる見込みです。
このため、向こう一週間程度は花粉の飛散は少ない状態が続くでしょう。
九州の、スギ花粉の飛散のピークは、例年同様2月下旬から3月上旬ごろとなる見込みです。花粉症の方は、早め早めの対策を心がけましょう。