日本の北で低気圧が急発達。今日の昼頃にかけて、全国的に暖かい南風が強まる。夕方から明日にかけては冬型の気圧配置となり、冷たい北風に。北海道や東北は猛ふぶきの恐れ。

            
            

全国で風強まる 東北と北海道は暴風に

今日の日中、前線を伴った低気圧が急速に発達しながら北海道の北を通過するでしょう。その後、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる見込みです。
今朝、すでに全国的に風が強めに吹いていて、日中はさらに強まってくる見込みです。
特に、北海道と東北では「今日の昼頃から明日の昼頃」にかけて、暴風が吹き荒れるでしょう。予想される最大瞬間風速(陸上)は、北海道で30~35m/s(函館や札幌含む「南西部」中心)、東北で30m/s(日本海側中心)。立っているもの大変なほどで、飛ばされてくる物でケガをする危険性もあります。
そのほか、北陸や関東から西でも、沿岸部を中心に強い風が吹きます。ドライバーのかた、特に高速道路や橋の上では、横風でハンドルを取られないよう、十分にお気を付けください。また、海沿いを走る電車などに影響が出る可能性もあります。
さらに、風の強さ、だけではなく、風の向きの変化にも要注意です。

風向は南から北 降るものは雨から雪 それに伴う注意点

今日の昼過ぎにかけては全国的に暖かい南風で、気温がグンと上がります。最高気温は全国的に3月並みで、北陸や関東から西は15度前後、東北は10度前後、北海道でも5度前後とプラスの気温に。寒さが和らぐのはありがたいことですが、気温の上昇によって、積もった雪が緩んできます。さらに、日本海側では昼前後を中心に広く雨が降るため、雪解けが進みそうです。
雪の多い地域ではナダレの危険性が高くなります。屋根から落ちてくる雪にも、十分な注意が必要です。
今日の夕方から明日にかけて、全国的に冷たい北風に変わり、冬に戻ります。北海道や東北では、降るものが雨から雪に変わるでしょう。猛ふぶきで見通しが悪くなり、車の運転がかなり危険な状況になる恐れがあります。車を運転する方は、燃料を満タンにした上、非常食や暖を取るものを携帯するなど、いざという時への備えをなさってください。また、湿った雪が吹きつけてくるため、その重みで電線が切れるなどして停電が発生することも考えられます。対策をしておくと安心です。