昨日(14日)までは、この冬のピークとも言えるほどの厳しい寒さとなった北海道ですが、今日(15日)は、5日ぶりにプラスの最高気温の地点が出るなど、寒さは解消に向かっています。
しかし、オホーツク海側を中心にこれから雪や風が強まる所もあり、大雪やふぶきによる交通障害には注意が必要です。

北海道の雪雲の予想
北海道の雪雲の予想

昨日までの寒さが今年のピーク?

今シーズン最強の寒気が流れ込んだ影響で、先週水曜日(11日)頃から厳しい寒さとなった北海道。札幌でも12日は最高気温が-7.4℃までしか上がらず、7年ぶりに低い最高気温となるなど、記録的な寒さとなりました。
また、今日(15日)は函館市の川汲(かっくみ)で1.3℃など、北海道内では5日ぶりにプラスの最高気温が観測されましたが、11日から昨日までは、4日連続で北海道内の観測全地点で最高気温が氷点下の真冬日となっていました。全地点で真冬日となるのは北海道としては珍しくありませんが、4日以上の連続となると、過去30年のデータで見ても平均して一冬に1回程度しかありません。
もしかすると、昨日までの寒さがこの冬の寒さのピークとなるかもしれません。

今後は大雪やふぶきに注意

北海道上空の寒気は抜けつつあり、この先しばらく厳しい寒さはなさそうです。
しかし、明日にかけて冬型の気圧配置が強まる影響で、オホーツク海側などで大雪やふぶきによる交通障害に注意が必要です。
大雪のピークは今夜から明日の朝となる見込みで、16日午後6時までの24時間で予想される雪の量は、オホーツク海側の多い所で50センチ、日本海側北部でも40センチとなっています。積雪によって道路状況が悪くなるだけでなく、次第に北よりの風も強まるため、ふぶきで見通しが悪くなったり、吹きだまりが発生する恐れもあり、車を運転する際などは十分な注意が必要となります。
また、その他の地域でこれまでに多くの雪が降った所では、明日から寒さが解消するため、屋根からの落雪や傾斜地でのなだれ、雪下ろし中の事故などに十分注意して下さい。