今朝(14日)の北海道は内陸を中心に冷え込みが強まり、午前9時までの最低気温は、上川地方の占冠で-29.7℃と全国で今季一番の冷え込みとなりました。厳しい寒さは明日(15日)には緩む見込みですが、この週末は、日本海側やオホーツク海側を中心に局地的な大雪や吹雪、吹きだまりによる交通障害に注意が必要です。

14日午前9時までの最低気温
14日午前9時までの最低気温

厳しい冷え込みが続く…

今朝(14日)も道内は、内陸を中心に厳しい冷え込みが続きました。午前9時までの最低気温は、上川地方の占冠で‐29.7℃と道内でこの冬最も寒くなりました。次いで、上川地方の旭川市江丹別で-29.0℃など、道内では気温を観測している173ヵ所のうち59ヵ所で-20℃以下の眉毛や髭、前髪に霜がつくような厳しい寒さとなりました。
昨夜は札幌で‐11.7℃、今朝は函館で‐11.7℃、苫小牧‐14.4℃、旭川‐19.3℃、帯広-22.1℃と今シーズン一番の冷え込みとなりました。

週末は大雪や吹雪などに注意

今日(14日)は、北海道付近を低気圧が通過するため、日本海側を中心に雪が降るでしょう。道央など明日午前6時までの24時間降雪量は40cmと局地的な大雪となる恐れがあります。上空には強い寒気が居座り、厳しい寒さが続くでしょう。
明日(15日)は、次第に冬型の気圧配置が強まるでしょう。日本海側では雪が降りやすく、明日午前6時から明後日午前6時までの24時間でさらに20cmから40cmの雪が降るでしょう。午後はオホーツク海側を中心に雪となり、降り方が強まり、ふぶく恐れがあります。明後日午前6時までの24時間降雪量は局地的に30cmから50cmの大雪となる恐れがあり、その後も雪が降り続くためさらに雪の量が多くなる見込みです。大雪や吹雪、吹きだまりによる交通障害に十分な注意が必要です。厳しい寒さは和らぎ、最高気温はプラスに転じる所が多くなるため、なだれや落雪には十分な注意が必要です。
明日も道内各地でセンター試験が行われますが、受験生は時間にゆとりを持って試験会場に向かうと良いでしょう。