北海道の三連休は比較的穏やかな天気が続きますが、連休明けの来週火曜からは強い冬型の気圧配置が続きます。外出を控えたくなるような天気となりますが、そんな日は自宅で自由研究に取り組んでみてはいかがでしょうか。

ペットボトルの中に雲を作ろう
ペットボトルの中に雲を作ろう

明日以降の三連休は…

7日は、オホーツク海側などで雪のちらつく所がある程度で、広く晴れます。この時期としては気温もやや高めで過ごしやすい一日となりそうですが、積雪の多い地域では道路の雪が解けてやや歩きにくくなりそうです。
8日は広く晴れますが、気温はやや下がるでしょう。風の強まりなどはなく、穏やかな一日となりそうです。道内では多くの地域で成人式のイベントが開催されますが、まずまずの日和となりそうです。
9日は、下り坂の天気で午後は広く雪となる見込みです。日本海側を中心に局地的に降り方がやや強まる恐れがあります。札幌、旭川、函館などでは成人式が行われますが、雨具を準備し、足元の防水対策が必要です。

北海道これからの予報
北海道これからの予報

三連休後は…

日本の東を発達しながら北上する低気圧が千島方面で動きが遅くなり、冬型の気圧配置が強まります。全道的に雪の降りやすい天気が続きます。気温も平年よりかなり低く経過し、来週末にかけて積雪量としても多くなる見込みです。オホーツク海側や日本海側では風雪が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。見通しの悪さや、吹きだまり、天気の急変などに注意が必要です。
三連休後は、外出を控えたくなるような天気が続きそうです。そんな日は、子どもと一緒に自由研究に取り組んでみてはいかがでしょうか。すぐにできる、簡単な実験を紹介します。

ペットボトルの中に雲を作ろう!

【用意するもの】
・炭酸飲料が入っていたペットボトル
・飲みかけの炭酸飲料のペットボトルを炭酸が抜けないようにする栓(ホームセンターや日用品、便利グッズ売り場などに売っています。)
・アルコール系の消毒液(薬局に売っています)
【この三つを使って、雲を作ってみましょう。】
①ペットボトルの中に消毒液を少量入れる。(1~2ml程度で十分。霧吹きでもよい)
②炭酸を抜けなくするための栓で、中に空気をたくさん入れる。(20~30回くらい)
③栓を開ける。(キャップをゆるめるのではなく、栓のフタを一気にあける)
ペットボトルの中が白くなりました。(これが雲です!)
これは、空気をたくさん入れたことで、ペットボトルの中が暖かくなりました。暖かくなると、アルコールが空気のような状態になりやすくなります。そして、ふたを開けたことで空気が逃げて、一気に冷えたため水として目に見える形で出てきてしまったのです。
実際の雲の正体は水や氷ですが、雲の出来方は今回の実験と同じ原理です。
例えば、日射などの影響を受けて地上付近の空気は暖かくなり、海などから水蒸気の補給を受けて、暖かく湿った空気となります。暖かく湿った状態となった空気は冷たい空気に比べ軽いため、冷たい空気よりも上にあがろうとします。上に上がると冷えるため水蒸気でいられなくなり、水滴や氷として出てきます。これが、雲の正体です。
※空気が含める水の量は温度が高ければ高いほど多くなります。また、その量は温度のみに依存します。これを飽和水蒸気圧と言います。
※炭酸ジュース用のペットボトルを使ったのは、丈夫にできているので空気をたくさん入れても破裂しないためです。また、アルコールは水に比べ気化しやすいため今回の実験に適しています。