今夜、しぶんぎ座流星群に新年の願い事をしてみるのはいかがでしょうか?実は、北の地域ほど観察しやすく、北海道では太平洋側やオホーツク海側を中心に観察のチャンスがあります。詳しい見え方や天気を解説します。

1月3日23時 札幌の北の空(イメージ)
1月3日23時 札幌の北の空(イメージ)

北の地域ほど観察に適している

流星群の流れ星は、「放射点」という場所を中心に四方八方に流れますが、今回のしぶんぎ座流星群はその放射点が北の空の低い所にあるため、北海道などの北の地域ほど観察がしやすいという特徴があります。
北海道では、今夜は9時過ぎに月が沈むため、それを過ぎた夜遅くから4日未明にかけてが特におすすめの時間帯です。周りに灯りがない条件の良い所では1時間に数十個の流れ星が見られるかもしれません。
流れ星は空全体どの方向でも観察できますが、北斗七星辺りの北の空では四方八方に流れる流れ星が、それ以外の方向では長く尾を引く流れ星が観察できます。

気になる天気は?

3日夜の北海道付近は弱い冬型の気圧配置となるため、道北や道央、道南は雲が広がりやすく、雪雲の隙間から現れる流れ星を待つことになりそうです。
一方、道東は広く晴れる時間があるため、観察のチャンスは十分にあります。
なお、深夜の観察となりますので、寒さ対策を十分に心がけて下さい。
車で出かける際はいつでも暖かい車内に戻れるように、また暖房をきかした車の中から観察するのもよいでしょう。
行き帰りは路面凍結や居眠り運転にも注意して下さい。
暖かい家の中から観察するのもよいでしょう。