北海道の大雪はようやく峠を越えましたが、札幌では平年の4倍近くに相当する90センチを超える積雪となっています。除雪や雪下ろしなどの際には、事故のないよう心掛けましょう。

今年のクリスマスは記録的な積雪に

交通機関へ大きな影響をもたらせている今回の札幌の大雪ですが、札幌の24日朝9時の積雪量は92cmと、積雪が少なかった昨年と比べて約80cmも多く、これは平年の4倍近い積雪量です。
最近50年間で、札幌で25日クリスマスの積雪が最も多かったのは、1995年の76cmでした。
このままでいくと、今年のクリスマスは記録的な積雪でむかえる、ということになりそうです。

25日、クリスマスの天気は?

大雪をもたらせた低気圧は遠ざかり、かわって25日の北海道付近は高気圧に広く覆われる見込みです。
このため太平洋側やオホーツク海側は割合晴れるでしょう。日本海側は雲が多く、午前中を中心に時折雪が降りますが、雪の降り方は弱いでしょう。急に積雪が増える恐れはありません。
ただ気温は上がらず日中も真冬並みの寒さです。最高気温は0度前後の所が多く、夜にかけてぐんぐん気温は下がっていきそうです。除雪など屋外での作業は、夜はもちろんのこと、日中も手袋やマフラーなど、しっかりとした防寒対策が必要です。
また、除雪や雪下ろしの際などはこまめに休憩を取り、作業は必ず複数で行うなど事故のないよう心掛けましょう。