気象庁は霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)で、今後小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げました。

霧島山(えびの高原周辺) 噴火警戒レベル2へ引き上げ

気象庁によると、えびの高原(硫黄山)周辺で、本日(12日)11時11分頃から火山性地震が増加しており、現在も継続して発生。火山性地震の増加に伴い、火山性微動及び山体の膨張を示す傾斜変動が観測されているとのことです。
えびの高原(硫黄山)周辺では、火山活動が高まっており、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあります。えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、小規模な噴火に警戒してください。

警戒事項

対象の市町村は宮崎県えびの市、鹿児島県霧島市です。えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて、飛散する大きな噴石に警戒してください。風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意してください。

噴火警戒レベルとは?

【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制 等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)