昨夜(9日)から今日(10日)にかけて北海道では道央を中心に大雪となっており、札幌では12月上旬としては15年ぶりに積雪が50cmを超えました。空の便や路面電車など交通機関にも影響がでています。夕方にかけて大雪による交通障害に警戒が必要です。

10日午前10時頃の札幌中心部の様子
10日午前10時頃の札幌中心部の様子

札幌などで大雪に

千島近海にある発達中の低気圧の影響で、昨夜(9日)から今日(10日)にかけて道内は道央を中心に大雪となっています。今日に入ってから午前11時までに札幌で35cm、小樽は28cm、千歳では9cmの雪が降りました。今日午前11時の札幌の積雪は56cmに達し、札幌では12月上旬としては2001年以来15年ぶりに積雪が50cmを超えました。

この後の天気は?

今日(10日)は千島近海の低気圧がさらに発達し、北海道付近の冬型の気圧配置が強まります。札幌や小樽周辺では、引き続き北よりの風にのって雪雲の流れ込みが続きます。雪のピークは今日日中となり、明日午前6時までの24時間に降る雪の量は道央で局地的に60cmに達する恐れがあります。石狩中部や後志北部では、夕方にかけて大雪による交通障害に警戒が必要です。風もやや強く、ふぶいて見通しの悪くなる所もあるでしょう。また、屋根からだけでなく、電線や街路樹からの落雪にも注意して下さい。
また、根室北部の羅臼町では、今日夕方から今夜遅くにかけて猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒してください。
海の波も高く、網走や根室の海域では明日明け方にかけて6メートルの大しけとなります。高波にも警戒が必要です。
明日も冬型の気圧配置が続くため、風は今日よりは収まるものの、雪の降りやすい天気は続きます。最新の気象情報に注意してください。

10日午前10時頃の札幌中心部の様子
10日午前10時頃の札幌中心部の様子