低気圧が発達しながら、夜には千島近海に進むでしょう。日本付近は冬型の気圧配置が強まります。全国的に風が強まり、特に、北海道から北陸は風が非常に強く、荒れた天気となりそうです。

予想天気図
予想天気図

寒冷前線が通過中、大気の状態が不安定

今朝は、北海道付近を低気圧が進み、本州付近を前線が通過しました。このため、北海道は広く雪や雨となり、本州の日本海側も雨が降りました。前線付近は大気の状態が非常に不安定となり、あちらこちらで雷雲が発達し、秋田や山形、新潟県に竜巻注意情報が発表されました。新潟県寺泊では午前5時21分に、27.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。
北海道から北陸付近は、大気の状態が非常に不安定になっています。北陸は昼前にかけて、東北や北海道は夕方にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

各地で北風が冷たくなる 晴れるエリアも油断は禁物

寒冷前線が通過した後は、日本付近に冷たい空気が流れ込んでくるでしょう。気圧の傾きが大きいため、北海道から北陸を中心に、季節風が非常に強く吹く所がありそうです。12月に入り、寒さが一旦和らぎましたが、きょう(6日)は冬将軍が到来します。各地で冬の天気に入れ替わるでしょう。北海道は雪が降り、ふぶくでしょう。猛吹雪や吹き溜まりによる交通障害の恐れもありますので注意が必要です。東北も雨から次第に雪に変わるでしょう。北陸は雨の所が多くなりますが、平地でも雪になる所があるかもしれません。また、北陸周辺の標高の高い所も雪やミゾレとなりますので、車の運転は注意が必要です。一方、関東から西の太平洋側と九州は晴れる所が多いですが、北風が強まるでしょう。日中の気温は高めでも、次第に風が冷たくなってきます。夜はぐっと冷えそうです。寒暖の差が大きい一日になりますので、服装には十分にご注意下さい。