いよいよクライマックスを迎える大河ドラマ。その舞台となっている大阪城の周辺は、今まさに紅葉が見ごろを迎えています。イチョウの標本木も、すっかり黄色に色づいていました。近畿地方では、この週末は各地とも紅葉狩りで賑わいそうですが、気になる天気は?

大阪城公園は紅葉見ごろ

大河ドラマで盛り上がっている大阪城公園は、ちょうど今、紅葉の見ごろを迎えています。イチョウやケヤキ、サクラなどが色づいています。18日の朝は、大阪は快晴。堀の水面には、朝日に照らされた紅葉が映り、青空と紅葉のコントラストが最高に美しい景色が広がっていました。早起きした甲斐がありました。

イチョウの標本木

各気象台では、季節の遅れ進みなど気象状況の推移を把握するため、統一した基準で草木の開花や紅葉などを観測しています。イチョウもその一つで、発芽、黄葉、落葉を観測しています。大阪管区気象台のイチョウの標本木は、大阪城公園内にあります。1週間前と比べて、色づきが進んでいます。

18日夕方、大阪管区気象台より、いちょう黄葉の発表がありました。
18日夕方、大阪管区気象台より、いちょう黄葉の発表がありました。

気になる近畿のこの先の天気は

この先の近畿地方は、19日土曜日は広く雨が降り、20日日曜日も北部を中心に雨の降る所がある見込みです。21日からの一週間は雲が広がりやすく、週の半ばにも天気が崩れる可能性があります。紅葉を鮮やかに保つためにも、多少の雨は必要ですが、19日の雨は雨脚の強まる所もあり、葉が落ちてしまうかもしれません。翌日には地面に広がる「紅葉のじゅうたん」を見ることができますが、足元が滑りやすくなりますのでご注意ください。気温は、来週前半まで平年より高めですが、来週後半には平年より低くなる日もあり、寒暖の差がかなり大きくなりそうです。