東京や神奈川など関東南部では、16日朝の予報ほどは晴れず気温が上がっていません。衛星画像でみると関東南部から関東沖にかけて南東に延びる帯状の雲があります。これが予報よりも晴れていない原因です。

関東の予報士の頭痛のタネに・・・

この雲のできる原因を簡単に説明します。きょうのように北よりの風が吹く気圧配置になっている時に発生することが多いです。3000メートル級の中部山岳を避けるようにいったん東西に分かれた風は、関東沖でぶつかって帯状の雲を作ります。きょう(16日)の日中はいったん解消する予報になっていました。ただ、微妙な風向や風速の違いで予報は難しく、北よりの風が吹く、これからの時期、特に関東の予報士の頭痛のタネとなっています。