この時期としては強烈な寒気が入り、あすは東北北部の平地でも雪の降る所がありそう。北海道や東北は昼間も寒さが続き、関東もあさっては空気がかなり冷たく感じられそうです。

1日午前9時の予想天気図
1日午前9時の予想天気図

北海道に強烈寒気

先週末から、この時期としては強烈な寒気が次々と流れ込んでいます。吉田予報士の記事「今世紀最強寒気 冬日23年ぶりの多さ」にあるように、きのう30日(日)の夜は稚内の上空5500メートル付近に、10月としては今世紀最も強い寒気が流れ込みました。北海道ではこのところ、例年より早い雪や、季節を先取りした寒さとなっています。また、東北から九州の各地もきょう31日(月)の朝は、今シーズン1番冷えた所が多くあるなど、秋の深まりを感じられました。

東北の平地も雪か

上空5500メートル付近の寒気はいったん弱まりますが、一方で、地上に近い、上空1500メートル付近の寒気が強まります。あす1日(火)にかけては、平地に雪を降らせる目安となるマイナス6度以下の寒気が東北北部まで流れ込むでしょう。秋田では、平年より8度くらい低く、12月中旬並みの強烈な寒気です。このため、あすは東北北部で雪の降る所があるでしょう。山間部など標高の高い所や峠道では雪が積もったり、路面がシャーベット状になったりする可能性があります。車の運転は路面状況の変化に注意が必要です。また、平野部でも内陸部を中心に雪の舞う所がありそうです。

北は寒さ続く

この上空1500メートル付近の寒気は、地上付近の気温の変化にも大きく関係してきます。北海道や東北は昼間も寒く、札幌の最高気温はあす以降、5度くらいと、昼間も厳しい寒さでしょう。関東周辺も冷たい空気に包まれ、あさって2日(水)は、日差しがあっても最高気温は15度以下の所が多い見込み。朝晩は冷え込みが強いでしょう。