東北に冬の足音が近づいています。22日(土)は広い範囲で今季一番の冷え込みとなり、気温がマイナスになった所もありました。この先はググっと秋が深まって、ウールのコートの出番が増えたり、雪の便りが届いたりしそうです。

仙台市太白区秋保町・磊々峡(きのう)
仙台市太白区秋保町・磊々峡(きのう)

22日(土) 冷え冷えとした朝

朝は東北の各地で冷え込みが強まって、最低気温が5度を下回った所が多くなりました。
11月並みの気温で、お出かけの際、ウールのコートを出そうか迷った方が多かったかもしれません。
全国の観測地点のうち、最も寒い朝を迎えたのは岩手県の藪川でマイナス4.4度。
盛岡からは本州で今季初めて「初霜」の便りが届きました。
宮城県でも駒ノ湯でマイナス0.3度と、県内で今季初めてマイナスの気温を観測しています。
ここまで冷え込むと、暖かいお湯に浸かって、ゆったりと過ごすのもよさそうですね。

ハート 見つけました!

写真は宮城県・秋保温泉の入り口にかかる、覗橋で撮ったもの。橋の上から渓谷を見下ろすと、ハートの形をした岩のくぼみを見つけることができます。
立ち寄る機会があれば、探してみてくださいね。プロポーズにふさわしいデートスポットとして、「恋人の聖地」認定のモニュメントも設置されています。

23日(日) 「霜降」ですが…

上空の寒気が弱まるうえ、雲が広がるため、22日(土)ほど冷え込まない見込みです。
それでも朝は10度を下回る所がほとんどとなりますので、しっかりと暖かくしてお過ごしください。
日中は次第に晴れ間が出ますが、日差したっぷりでも気温が20度に届かない所が多いでしょう。

そろそろ 東北南部に雪の便り?

●この先1週間
26日(水)ごろはこの時期としては暖かい空気に包まれますが、日差しがあってもヒンヤリする日がほとんどとなりそうです。
●11月はじめにかけて
1ヶ月予報によると11月4日(金)にかけての気温は平年より低く、特に28日(金)ごろからの1週間は平年よりかなり低い予想です。東北北部を中心にウールのコートを選ぶ方が多くなりそうです。
【気になる 雪の便り】
東北の雪の便りは平年より早く、岩手県・岩手山(7日)と青森県の八甲田山・岩木山(10日)の初冠雪を観測して以来、パタリと途絶えていますが、今月末からは東北南部にも便りが届くかもしれません。
この寒さで、ふもとの紅葉も進みそうです。温泉に浸かりがてら紅葉を楽しもうと予定されている方はtenki.jp「紅葉情報」をこまめに確認してみてくださいね。