10月15日(土)の午前9時にカロリン諸島で発生した台風22号「ハイマー」は、22日(土)午前3時に中国大陸(華中)で熱帯低気圧に変わりました。

一時は大型で猛烈な台風

台風22号「ハイマー」は、発生後、発達しながら西寄りに進んで、18日(火)夜には中心気圧が905hPaになるとともに、中心付近の最大風速が55m/secと「猛烈な」強さになりました。19日(水)午後になると風速25m/sec以上の強風域が半径500kmの「大型」になりながら西寄りに進みました。20日(木)にはフィリピンに上陸・通過して南シナ海に進み、21日(金)日中に中国大陸南部に上陸し、22日(土)午前3時に熱帯低気圧に変わりました。

今後姿を変えて日本列島に接近か

今後、熱帯低気圧から温帯低気圧に変わりながら、23日(日)から24日(月)にかけては本州南の前線上を東へと進む見込みです。九州では23日(日)にかけて雨が降りやすく、特に九州南部や奄美地方、四国などでは雨量が多くなるおそれもあります。台風が熱帯低気圧、さらに温帯低気圧へと変わっても、最新の予報にはご注意ください。