今週末(22日~23日)、秋雨前線の活動が九州付近で活発になり、各地で雨が降るでしょう。特に、九州南部は季節外れの大雨になるおそれがあり、雨の降り方に注意が必要です。

秋雨前線、再び現れる

10月に入ってから消えていた秋雨前線が、きょう(21日)は再び大陸から東シナ海に現れています。このため、九州は厚い雲に覆われて、雨が降ったりやんだりの天気になっています。
今週末は、九州付近で秋雨前線の活動が活発になり、九州南部を中心に大雨になるおそれがあります。
秋雨前線は、九州では例年9月から10月初めにかけて現れることが多く、天気をぐずつかせます。ことしの秋は季節がゆっくりと進んでいるせいか、秋雨前線も例年より遅い時期まで現れています。

週末 九州南部は季節外れの大雨

あす22日(土)は秋雨前線が九州南岸付近まで北上する見込みです。台風22号はあす中国華南付近で熱帯低気圧に変わる見込みですが、秋雨前線に向かって大量の湿った空気を運ぶため、前線の活動が活発になるでしょう。23日(日)も前線が九州南岸付近に停滞し、熱帯低気圧が温帯低気圧に変わり九州南部付近へ進んでくる見込みです。
今週末、九州は断続的に雨が降り、低気圧や前線に近い九州南部で雨雲が発達しやすく、雷を伴い局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
22日(土)の夕方までに予想される雨量(多い所)は、
鹿児島県の薩摩地方や大隅地方 150ミリ、 種子島・屋久島地方 200ミリで、
23日(日)にかけて更に雨量が増え、季節外れの大雨になるでしょう。今週末は雨の降り方に注意が必要です。